更新日:2023年05月15日 13:23
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バーテンは蔑称、マティーニじゃなくてビールでもOK…オーセンティックバーに対する誤解

丁寧でもバーテンさんは×。バーテンダーと呼ぶべし

 飲み終わったら、バーテンダーが次は何にしますか、声をかけてくることがあります。少し待ってもらうことは構わないのですが、「けっこうです、水をください」と言って、会話に夢中になるのはNGです。きちんと、お酒なりソフトドリンクを注文し、滞在するようにしてください。  ところで、とても丁寧な人なのに、バーテンダーのことをバーテンさんと呼ぶことがあります。さんを付けてもバーテンは蔑称です。日本人のことをジャップと呼んだり、運転手を運ちゃんといったりするのと同じです。きちんと、バーテンダーと言うようにしましょう。

バーテンさんと呼ぶのはやめましょう

 さて、自分に合わない店だったら困ってしまいますよね。ドアを開けた瞬間に、合わないと感じたらそのまま締めて出ても構いません。店の人と視線が合うとなかなか出にくいですが、問題ありません。1杯目を飲んでいるときに合わないと感じたら、お会計をして出てもいいでしょう。基本は2杯以上頼んだほうが良いですか、仕方ありません。  店はいいのにたばこの煙で目が痛いとか、お酒は美味しいのに後ろのテーブルが居酒屋乗りで馬鹿騒ぎしているとか、想定している価格帯を大きく超えているとか、理由は様々でしょう。もちろん、バーテンダーの接客について不満を持つ人もいるかもしれません。  ただ、基本的には「自分と合わなかった」と思ってください。客がサービス業はこうあるべき、とかお客さまは神様だ、と思って求めるのはほとんど無理難題です。どこかのお店と比べるのもやめましょう。自分と合わなければ、ただ静かに他の店に行けば良いのです。バーはたくさんあります。いろいろなバーに行けば、いつかはお酒の種類だけでなく趣味や感性までぴったりのバーにも出会えることでしょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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