このルールによってゲームの幅は一気に広がります。たとえば、8や9などの大きな数字のカードを引いたとします。 　2枚のカードの数字の和の大きさを競うゲームですから、一見大きな数字と組み合わせて出した方が勝てるような気がします。 　しかし、相手が4のカードを出すと逆に負けてしまう上、強力なカードを失うことになってしまい、一気に不利になります。 　だからといって小さい数字のカードと組み合わせても、相手が4のカードを出さなければ負けてしまいます。 　コツとしては、相手の持っているカードを常にカウントし暗記しておくことです。 　これだけで、相手の出しうる手のパターンが具体的に予想できるようになり、一気に戦略の幅が広がります。 　このように非常に単純でありながらも、奥深い心理戦を楽しむことができるようになっています。 　また、ゲームを進めるうえで簡単な数の足し引きを何度も行うことになりますから、計算の実践的なトレーニングにも使えます。