このようにこれまでに紹介してきた2つのゲームよりもルールが複雑で難しく、自由度も高いというのが特徴です。小学生低学年などでは、もしかしたらまだ難しいかもしれません。 　このゲームのコツは、相手のコマの動ける場所を減らすように、徐々にコマを端から追い詰めていくことにあります。 　長期戦になってしまうこともありますが、フィールドが狭いこともあり、少しのミスで決着がついてしまうため、まったく油断することができません。 　僕はこのゲームを通して、集中力を身につけることができると考えています。 　自軍敵軍のコマの位置と、その動ける範囲、穴の挙動などについて常に気を配り続けながら最善手を取り続けなくてはいけないゲームですから、プレイにはおのずと高い集中力が求められます。 　ここまでに紹介したゲームは、どれも数的思考力や論理構成力、記憶力が問われる良作ばかりです。それがたった100円で手に入ってしまうのですから、とてもお得でしょう！ 　家族や友人たちと遊んでみてはいかがでしょうか？1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。（Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa）