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東大生が感動した「ビジネスマンが読んでも勉強になる学習参考書」ベスト3

○『現代文キーワード読解』

Z会編集部著(Z会)
『現代文キーワード読解』

『現代文キーワード読解』

 1冊目にご紹介するのは「国語」の参考書。  皆さんは国語の参考書というとどのような本を思い浮かべるでしょうか。おそらくあまり実用性がないものだとイメージされる方もいらっしゃるのではないかと思います。  漢字の書き取り、小説や評論の読解、挙句の果てには「音読みか訓読みか判断しなさい」というような一見意味不明なものまで……。 「この流れから「いきなり国語?」と思われるかもしれませんが、この『現代文キーワード読解』はいわゆる「国語の問題集」とは一味違います。こちらは現代文の評論で使われるさまざまな語句や概念の解説を行ってくれる本なんです。

現代文の素養がなければ、読書もままならない

 現代文の評論というと、どこか浮世離れした印象を受けるかもしれませんが、結局これも普段の日本語の延長線上にあります。入試問題などで使われる国語の問題の文章の多くは、新書や専門書の中から引用されるからです。 「たかが国語の問題」ではありますが、その「たかが」すらも読めないなら、そもそも一冊の本を読み切るなんて夢のまた夢となります。  もちろんひとつひとつの言葉を地道に辞書でひいて……ということもできますが、正直めんどうくさいという方も多いでしょう。そこで、いっそのこと初心に帰り、さまざまな概念の意味の学習をまとめて行ってしまうのです。  知っている言葉は飛ばしてしまっても大丈夫。ですが、もし一つでも知らない言葉があったなら……それは学び直しの対象となります。  高校に置いてきた言葉の知識の取りこぼしを一挙に回収できる良書です。
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「英文法はつまらない」からこそ…
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