更新日:2015年01月29日 14:15
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ファミレスのドリンクバー、何杯飲むと元が取れる?

一般的に30%が目安だといわれる外食店の原価率。昨今の“コスパ志向”の高まりや原価率35%を超える高原価店の繁盛も相まって注目を集めることも増えた「原価」だが、さまざまな要素が複雑に絡み合って成り立っており、その世界は実に奥深い。原価を知ると、普段、なにげなく利用している外食店の知られざる新たな一面が見えてくる ◆ドリンクバー1杯の原価は5円以下<ファミレス> ドリンクバー 和洋中、多様な料理も食べられるファミリーレストラン。そんなメニューのなかで原価率が高い商品は何になるのだろうか。 「フードでいえば、ステーキや姿焼きなど肉や魚介など原形を保ったまま提供するものや、普段とは違う品を仕入れる必要がある期間限定メニューは原価が高くなりがちです」(外食業界誌ライター)  一方で、一見お得に見えるが実は利益率が高いのがドリンクバー。 「ドリンクバーは濃縮液を水で薄めているだけなので、原価は1杯5円程度。元を取ろうと思ったら何十杯も飲む必要がありますね。そのなかでも、唯一多少は原価が高いといえるのが、最近増えている、自分で茶葉にお湯を注ぐタイプのお茶類。こちらの原価は1杯10~20円ほどですね」  たとえ一人の客が5杯飲んだとしても原価率は20%にも満たない原価的には高利益なドリンクバーだが、長時間居座られて回転率が下がるリスクも秘める。安価に多様な料理が楽しめるのだから、すべての面で得をしようと思うのは消費者のエゴなのかもしれない。 ※写真はイメージです ― [外食店の原価]教えます【7】 ―
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