山田ゴメスの俺の恋を笑うな
肉の王様
私は50歳を
とうに過ぎた今でも
バリバリ現役の
肉食男子
である。
魚も決して嫌いではないが、
(※プロフィールに好きな食べ物の欄があれば、かからず「鰹のたたき」と書く)
肉とくれば、
最高級の牛肉から
ジビエ全般、
カエル、ワニ、ダチョウ、カンガルー
といったゲテモノまで……
どんな肉でも、
見た目や臭みや歯ごたえほか
諸々の特性を長所と見なし、
美味しく食させて
いただいている。
そんな私であるからして、
最近は
「ゴメスさんが
一番美味しい
と思う肉
はなんですか?」
といった金にならない
プチ・インタビューを
よく受ける。
まことに
悩ましい問題
ではあるが、
私はそういうとき、
「鹿肉」
と答えるようにしている。
牛肉と違って
赤身なのに
高級感を損なわず、
さらには、
少々硬めの食感で
小学校のころ、
当時は一番安かった
クジラの肉のステーキを
親から
週に一度の贅沢として
ビフテキと
ダマされながら
嬉々としていた
ノスタルジーにも
浸ることができる
私にとっての
肉の王様。
ステーキ・鍋・煮込み……
どんな調理法でも
ハズレなし。
健康やダイエットにも
良いそうだから、
女性を口説くときにも
「鹿肉食いに行かない?」
を、これからは
殺し文句に
してもらいたい。
2014.03.22 |
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