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このお寿司、実はバナナでできています――“バナナ寿司”の作り方

『ナニコレ珍百景』で紹介されて話題となった“バナナ寿司”をご存じか? まずは画像をご覧いただきたい。

『ナニコレ珍百景』で紹介されて話題の、赤井稲妻による“バナナ寿司”

 寿司屋で何も言われずに提供されたとして、それを一瞬で「大将これバナナやん!」と見破れる人はいるだろうか?  作者は“バナナ職人”として知られる赤井稲妻。先頃、初の著書『バナナの正しい彫り方』を出したばかりの奇人である。’07年、スーパーで思い付いたダジャレ「バナナで仏像」を、実際に彫り上げたことをきっかけに、以来、毎日欠かさずバナナを彫り、そして食べている。職人であり、バナナのヘビーユーザーでもある。

着色する前の“バナナ寿司”。エンガワに見えなくもない

赤井:バナナ生活がつづき、そろそろ魚介類を摂取しておかないといろんな意味でヤバイなと思いまして。気づいたら、寿司を彫っていました。味はというと、ジャムやシロップで着色していますので、イチゴ味にマンゴー味にチョコレート味と、見た目とのギャップが楽しめます。 ⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=943813

これまでに作ってきた“バナナ寿司”。すべてバナナである

 当然、寿司の味はしないものの、スイーツとして成立させているところがまたニクイ。ちなみに現在作れるものは「マグロ、うに、小肌、タコ、イカ、玉子、海老、アナゴ、鉄火巻、カッパ巻、シャコ」で、まだまだラインナップは増やしていくそうだ。 赤井:まずバナナの皮をむいて、つまようじでネタとシャリを彫ります。実寸大ならバナナ1本で二個つくれますね。次に、カッターを使ってバナナからネタとシャリを切り離したあと、ジャムや黒ミツなどでネタに着色していきます。アナゴや玉子は、ガスバーナーを使って焦げ目を付けましょう。そのネタをシャリの上にのせれば完成です。 ⇒【動画】http://youtu.be/5RAAKW78Zvk
 だが赤井氏は早くも“バナナ寿司”には食傷気味で、新たに別のものを完成させたそう。それが「バナナ焼き鳥」。 ⇒【写真】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=943815

焼き鳥にしか見えないバナナ

赤井:魚介類もちょっと食べ飽きてきたので、そろそろ焼き鳥が食べたいなと。焼き鳥はですね、本物の中にバナナ焼き鳥を紛れ込ませてお皿に盛りつけるんです。で、みんなでロシアン焼き鳥をやると盛り上がるかもしれません。ちなみに バナナ焼き鳥はちょっとほろ苦コーヒー味です。

(見た目だけは)酒の肴にピッタリ!

 “バナナ職人”であり、“バナナ料理人”でもある赤井稲妻の飽くなき探究心に感服。今後も彼の作品に注目していきたい。
『バナナの正しい彫り方』

赤井稲妻がバナナの彫り方のコツを解説する『バナナの正しい彫り方』(扶桑社)が好評発売中!

赤井稲妻●サラリーマン。“バナナ職人”として、芸能人の似顔絵から仏像まで精巧なバナナをつまようじで彫る男。ブログ・ネット動画などで話題になったのち、『ナニコレ珍百景』などバラエティ番組でもバナナ彫刻を披露。バナナのほかにも、さまざまな食材をつかった奇想天外な作品を発表中! ブログ http://ameblo.jp/akaiotoufu/ Twitter @akaiinazumajapa <取材・文/日刊SPA!取材班>
バナナの正しい彫り方

つまようじ1本でバナナをアートする

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