ニュース

警戒をとくことには成功したが、課題も残った安倍・トランプ「ゴルフ」外交【評論家・江崎道朗】

【江崎道朗のネットブリーフィング 第5回】
トランプ大統領の誕生をいち早く予見していた気鋭の評論家が、日本を取り巻く世界情勢の「変動」を即座に見抜き世に問う!

トランプ大統領の対日不信感は消えたのか?


警戒をとくことには成功したが、課題も残った安倍・トランプ「ゴルフ」外交【評論家・江崎道朗】 安倍・トランプ「ゴルフ」外交は、大成功だったようだ。握手嫌いのトランプ大統領が、安倍総理をわざわざ出迎え、握手どころかハグまでしてみせた。

 トランプ大統領はいわゆる移民入国制限の大統領令で国際社会から非難され、アメリカのマスコミは相変わらずトランプ叩きに余念がない。国際的にも国内的にも孤立しつつある大統領からすれば、積極的にトランプ政権との関係を縮めようとする安倍総理の存在は助け舟に見えたに違いない。今回の成功の要因について、そんな解説も聞こえてくる。

 しかし、トランプ大統領の個人的な感情だけで日米関係が左右されるわけではない。トランプは昨年、こんなことを言っていた。

「日本は米国に何百万台もの車を送ってくるが、東京でシボレーを見たことがありますか? 我々は日本人には叩かれっぱなしだ」
「中国、日本、メキシコから米国に雇用を取り戻す」
「私は日本に(核)武装してほしいのではなく、少なくともその(駐留)経費を弁済してほしいのだ」

 実は、安倍政権は、トランプのこういった「反日偏見」を助長するようなことをしてきている。とりわけ昨年9月、大統領選挙中に安倍総理が民主党のヒラリー候補と面会したことは痛手であった。

 産経新聞(2016.9.20)がこう報じている。

《「再びお目にかかれてうれしい。私の政権が進めている『女性が輝く社会』にいち早く賛同の意を表明していただいたことにお礼を申し上げたい」

 19日午後(日本時間20日朝)、米大統領選民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官を米ニューヨーク市内のホテルで迎えた安倍晋三首相は、こう語りかけた。女性政策を持ち出しつつ、クリントン氏との個人的な“信頼関係”を見せつけることで、共和党候補のドナルド・トランプ氏への不信感をにじませたのだ。

(中略)会談すればクリントン氏に「肩入れ」したとも受け取られかねない。それでも首相が踏み切ったのは、日米同盟を覆しかねない言動を繰り返すトランプ氏が大統領になることへの危機感を強めているからだ。》


 安倍総理はトランプの側近とも会うようアプローチしていたが、大統領選挙の真っ最中にこうした記事を見たトランプが、安倍総理に対して「警戒心」を持っても不思議ではないだろう。

次のページ 
親中派の二階俊博氏を幹事長に指名した安倍首相

1
2
3
アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄

アメリカを浸蝕したコミンテルンの魔手「ヴェノナ文書」で明らかにされた日米開戦の真実−。日本も、ルーズヴェルトも嵌められたのか? いまアメリカで進む「歴史観」の転換に迫る。


マスコミが報じないトランプ台頭の秘密

トランプが世界を救う!権利や平等の名の元で破壊されつつある米国に立ち向かうトランプ。米国の惨状とトランプ人気の秘密がコミンテルンハンターとして名高い著者によって明らかとなる!


コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾―迫り来る反日包囲網の正体を暴く

外国勢力に手玉に取られる日本の現状に警告を発し、日本の取るべき対応の核心を衝く





おすすめ記事