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なぜ女性は「おひとり様」が苦手なのか?を考えてみる【カリスマ男の娘・大島薫】

実際には「他人は自分をそんなに見ていない」はずなのに

 男性として生きてきたボクは、1人で牛丼屋にもラーメン店にも入ったことがあるし、入ることに何の違和感もない。それでも、いまは入り辛いと感じる。  だから、女性の見た目で女友だちと触れる間に、きっとボクにもこの、想像力のバリヤーが生まれてしまったのだ。相手がどう言われて、どう感じるか。自分がどうこうではなく、他人がどう思うか。  つまるところ、女性のそういう気遣いや同調というのは、先天的に身に付くものではなく、女性同士のコミュニティーの中で形成されていくものではないのだろうか。  意外と他人は自分のことなんて見ていない。自意識過剰なのではないか。ボクもそう思う。でも、そうだとしても、やっぱり気になってしまうという、この想像力のバリヤーを身に付けたボクは、男性のときより生き辛くなったのかと、ふと思う。  しかし、それが正常なバランス感覚なのかもしれない。自分本位に考えがちな男性であるところの自分が、他人からの視点を心のどこかで意識しているという状態。例えるなら、常に女性用下着売り場に1人で入る男性のような気持ちとでもいうか……。  そんな視点を、我々男性も持って見ると、世界はますます面白い。 【大島薫】 作家。文筆家。ゲイビデオモデルを経て、一般アダルトビデオ作品にも出演。2016年に引退した後には執筆活動のほか、映画、テレビ、ネットメディアに多数出演する。著書に『大島薫先生が教えるセックスよりも気持ちイイこと』(マイウェイ出版)。大島薫オフィシャルブログ(http://www.diamondblog.jp/official/kaoru_oshima/)。ツイッターアカウントは@Oshima_Kaoru
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