雑学

まずいラーメン屋がまずい理由。ビジネスを成立させるのは仕組みと気遣い<魂が燃えるビジネス>



 商売やビジネスする側に回るとつい「仕組み」だけで考えがちです。しかしどこまで仕組みを細分化してマニュアルを作っても、一瞬の気遣いまでは補いきれません。細かくレシピを指定しても「まあいいか」とスタッフが考えれば、それだけで味付けは崩壊してしまいます。クリンリネスも同様です。

 こういった話題になると「バイトはそもそもやる気がないから仕方ない」とか「どう働いても月給や時間給で変わらないから頑張るだけ無駄」といった意見も出てきます。それこそが仕組みに依存した結果です。仕組みだけで成り立たせようとするビジネスは、「良いものを作ろう」という気概を萎えさせます。

 その証拠にアルバイトを中心に回していても、不思議とやる気が伝わってきて「感じのいい店だな」と思わせるお店だってあります。もちろん仕組みやマニュアルは必要です。ただそれとは別に気遣いは店の清潔感やスタッフの接客や、料理の味を整えてくれるのです。ならば、それをあえて無視する理由はないでしょう。

 私たちは何のために働いているのでしょうか。お金のために働いているのかもしれません。しかしそれだけだと頑張れなくなってしまいがちです。私も会ったことがありますが、世の中には純粋にお金のためだけに頑張れるタイプもいます。しかし大多数はそうではありません。

 あなたは今の仕事に「張り合い」や「やり甲斐」を感じているでしょうか。そんなもの必要ないと思っているでしょうか、それともそう思い込もうとしているのでしょうか。

 もし不満があるなら、「いい店」「いい仕事」「いい物」といった想像をしてみてください。すると「お金のため」だけでは浮かんでこなかった、人の顔が浮かんできます。それは同僚の顔であり、お客さんの顔です。彼らを笑顔にするのが気遣いであり、仕事を成立させるのに必要不可欠な要素になります。

佐々木【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る

コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る
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