ヒカキンがブレイクした些細なあるキッカケとは?
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第196回
ユーチューバーのヒカキンが最初にブレイクしたのは、任天堂の名作ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』のBGMやSEを口真似した『Super Mario Beatbox』でした。この動画は米ヤフーのトップニュースで紹介されて話題になり、1週間で100万アクセスを獲得しました。
彼は『Super Mario Beatbox』を投稿する以前からユーチューブに動画を投稿していましたが、いわゆる鳴かず飛ばずの状態でした。その時のことを、共著『400万人に愛されるYouTuberのつくり方』(日経BP社)で、「全然ダメで(笑)」と振り返っています。
そんな全然ダメだったヒカキンがどうして『Super Mario Beatbox』を作り、人気ユーチューバーの道を歩み始めることができたのか。決断には必ず人物の影響があります。「あの時、あの人、ああ言ったから。だから自分はこうするんだ」ということがあって、人は何かを決断します。ヒカキンが『Super Mario Beatbox』を作る際に影響を受けたのは、彼の友人です。
ヒカキンは2009年に高校を卒業して上京し、スーパーの食品売場で働きながら、月に二、三度ライブハウスでビートボックスを披露し、ユーチューブに動画を投稿するという生活を送っていました。この時、彼が投稿していたビートボックス動画の題材は、レディ・ガガやダフト・パンクといった海外アーティストでした。
すると、彼は「なんでマリオをやらないの?」と友人から言われることが多くなったそうです。彼のスーパーマリオのビートボックスはライブハウスで披露すると必ず盛り上がる「鉄板ネタ」だったからです。このことをきっかけにして、彼は『Super Mario Beatbox』を作り、ブレイクしたのです。
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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