更新日:2021年11月28日 14:41
仕事

年収1000万円・大企業50代ヒラ社員がリストラ、月13万円のバイトになる現実

社員1000人超の大企業も高年収社員の人件費をカット

高年収崩壊

写真はイメージです

 あらゆる年代の中で、もっとも高級取りなのが50代。だが、大企業に勤めさえすればエスカレーター式に年収アップ……とはいかない世の中になっている。  中でも、人口減少で国内の需要が落ち込む製造業界、少子化により顧客の奪い合いとなっている教育業界は、50~54歳の年収も700万円台から600万円台に転落している。  厚生労働省が公開している賃金構造基本統計調査によると、’89~’18年の間に、従業員1000人超え企業の20~24歳男性の年収は約20‌%増加。対して、50~54歳男性の年収は約1.3%減。  組織の新陳代謝を促すべく企業は若手を積極的に採用しており、不況のあおりをもろに受けているのは40代以降なのだ。 <50~54歳男性の給与、下がっている業種は?> ▼製造業 728.8万円→690.7万円 ▼教育・学習支援業 743.4万円→616.2万円 ▼不動産業・物品賃貸 697.7万円→690.8万円
海老原嗣生氏

海老原 嗣生氏

【海老原 嗣生氏】 株式会社ニッチモ代表。キャリア形成に精通し、著書に「いっしょうけんめい『働かない』社会をつくる」(PHP新書)など多数。 <取材・文/週刊SPA!編集部 図版/ミューズグラフィック> ※1/19発売号の特集「[高年収崩壊]の衝撃」より
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週刊SPA!1/26号(1/19発売)

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