「うんこからジャスミンの香りがする」人間のカラダってすごい!
うんこはジャスミンの香りがする。決してふざけているわけではなく、本当の話だ。
世の中には、根拠ゼロの怪しげな医学情報が氾濫しているが、これは健康や自分のカラダに関心をもつ人が増えたことの裏返しともいえる。とはいえ、なにが嘘で本当なのか。正しく判断するためには、人間のカラダがいかにすごいのか知っておいて損はないだろう。
●うんこからジャスミンの香りがする!?
「皆様のうんこから漂う強烈な……。そのにおいのもとは、動物性蛋白が腸内細菌によって分解されてできるインドール、スカトール、硫化水素なのです」とは、著書『カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座』(扶桑社)がある現役医師で作家の久坂部羊氏だ。
「じつは、インドールやスカトールは、微量であればジャスミンの花の香りに近い。薄めれば良い香りがするはずです。しかし、うんこの臭さには年齢も大きく影響する。赤ちゃんのうんこはさほど臭くないが、年齢の増加と共に強烈な臭さとなるのは、タバコのニコチンやお酒のアルコール、贅沢食品などがない交ぜとなり、不快度を高めているのではないか」
なんと、腸内で発生したうんこのにおいのもとであるインドールとスカトールは、天然の香水にも一部含まれる物質なのだという。カラダにまつわる雑学はそれだけではない!
●EDの検査には郵便切手が使われる!?
「早朝勃起(いわゆる朝勃ち)には、睡眠中の副交感神経の興奮が関係している。朝に限らず、夜にも見られる生理現象です。心理的な要因によるED(勃起不全)の場合、通常どおり朝勃ちする。よって、EDの判断には、朝勃ちのアリナシが重要な要素となります」
そこで、どのような方法で睡眠中の勃起を確認するのか(まさか、医師や女医さんがひと晩中ベッドで付き添ってくれるわけにはいかないだろう……)。
「“郵便切手法”という検査方法があります。就寝前に切手を陰茎の周囲に巻いておくと、勃起がある場合は朝起きるとミシン目が切れている、というものです。実際に行われている検査であり、冗談では決してありません」
すごいよ! 人間のカラダ!
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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『カラダはすごい! モーツァルトとレクター博士の医学講座』 医療小説の名手・久坂部羊が自らの臨床経験をもとに語りつくす、世にも楽しい医学講座! |
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