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40代会社員の「老害化」が止まらない…保身、若手つぶし、俺様ルールの強要にうんざり

中年

「定時には何があっても帰る」――それが俺のジャスティス

 いま、企業のなかで「40代を中心に『若年性老害』が増えている」と人事コンサルタントの城繁幸氏は指摘する。

「40歳までに昇進できるのか、白黒ハッキリついて先が見えてきます。いまや6割がヒラ社員、なれても係長や担当課長止まりで、出世コースから外れた人たちにとって40代は『消化試合』なんです。どうやって社内で承認欲求を満たすかというと、否定しダメ出しから入る批評家になるしかない。それが、老害サラリーマンが増加している世代的メカニズムだと思います」

 と分析する。

 これら老害社員はいくつかのパターンがある。人事戦略コンサルタントの松本利明氏は、「たとえ出世コースに乗っていても老害化は起こる」と指摘し、以下のように4つに分類する。

「老害中年の言動は、『出世コースにいる/外れている』、そして『仕事へのモチベーションが高い/低い』という4つのベクトルがあります。まず、出世コースにいて、仕事に対してのやる気は持っていて、自分が出世するためには手段を択ばない暴君の『A“若手潰し型”』。舛添要一都知事のように権力に執着し、自分に従う子分以外は全員敵だとみなす。上には従うものの、意見が対立する部下にはきつく当たりがち。権力はあるので会社を私物化し、経費を水増し請求したり、備品を持ち帰ったり、上司の権限を乱用して私用に部下を使うなどの行動をとることも」

 続いて、仕事に対するやる気はないものの、年功序列的に出世コースに一応いる「B“俺様ルール強要型”」。自分が社内で軽んじられることを極端に嫌うのが特徴だ。

「Aに比べて仕事ができるわけでなく、自分のやり方を部下に押し付け、自分に報告・相談がない事柄は『聞いてない』と拒否することで存在感をアピールし、満足する老害行動を取りがちです」

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職人気質や居場所死守タイプも

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