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ユウキロック『M-1グランプリ2016』全ネタレビュー 「スーパーマラドーナと和牛がかわいそうに思えた」

最終決戦①スーパーマラドーナ  田中君の再現コントに武智君がツッコむスタイルから、漫才コントに変えてきた。これはある意味勝負である。見る人によればスタンダードすぎるという評価をくだされかねない中、田中君をいろんな役柄に変えて、思考を凝らして普通の漫才コントで終わらなかった。最後はいつものように爆笑で締めた。 最終決戦②和牛  花火デートという設定。ボケひとつひとつがとにかく面白い。「服が迷彩」と「カエル」のボケも振りへと転換させて物語としても素晴らしい出来。今回の「M-1」を見て俺は川西君に惚れた。何度も言うがツッコミが上手すぎる。面白すぎる。 最終決戦③銀シャリ  漫才コントで勝負する2組に対してしゃべくり漫才で勝負した2人。長丁場の放送、爆発的にウケた2組の後で若干観客の疲れも感じられたが、要所でしっかり笑いを取っていく。コントのような物語ではないため、流れを作るのは難しいと思ったが、最終決戦でも橋本君のツッコミは冴え渡り、他の2組に負けない出来だったと思う。
もう最後!ユウキロック「M-1」全ネタレビュー

“お笑い好きなら絶対に読んでおくべき一冊”『芸人迷子』がいよいよ発売!

 「M-1グランプリ2016」チャンピオンは「銀シャリ」となった。しかし、今年ほど難しい最終決戦はなかったのではないかと思う。だからこそ、あの漫才を披露してチャンピオンになれなかった「スーパーマラドーナ」と「和牛」がかわいそうに思えた。そう思えるほど素晴らしい3組だった。心の底から興奮し、感動した。「銀シャリ」にはチャンピオンとして大活躍の1年を送ってほしい。敗れた2組は腐ることなく、来年「大本命」として決勝の舞台に帰ってきてほしい。そして、「M-1」に出場した3503組の漫才師たち。お疲れ様でした!! 今日でユウキロックともお別れです。最後だからネタ振りはありません。率直に言います。12月8日発売の著書『芸人迷子』。「M-1」で敗れ去り、苦しんだ一人の男の物語があります。ぜひ読んで下さい。皆さん!! AmazonへGOだ!! 以上、ユウキロックでした。センキュー!! 【ユウキロック】 1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子

芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)
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芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト

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