中国で導入された「信号無視の防止策」 顔認証で氏名、住所、勤務先まで街頭に表示!?
世界に先駆けてキャッシュレス社会を実現させた中国だが、人工知能や先端医学の分野などのハイテク技術でも中国は今、アメリカを抜く勢いで発展しようとしている。しかし、その裏に大きな懸念材料があった……。
歩行者の信号無視が常態化し「中国式道路横断」と揶揄されるなか、ハイテク技術を用いた強硬策が採られ始めている。深圳(シンセン)市など4都市で5月以降「信号無視者顔認証システム」が導入された。これは信号無視をした違反者を監視カメラで録画し、その場でスクリーンで映し出すシステムだ。
最新の顔認証技術ですぐさま警察の身分証データベースと照合され、即座に違反者を特定できる。済南市では運用3か月で6000人以上を摘発したという。
「都市によって運用は異なるようですが、今後、スクリーンに違反者の顔だけでなく氏名や住所、勤務先を表示するシステムも出現すると地元メディアは報じています。こうした動きにはさすがに専門家からプライバシーの侵害だとして批判の声が上がっています」(中国在住のライター・吉井透氏)
SNSで拡散すれば、信号無視をしただけで人生が終わる人も出てくるだろう。技術が進歩するほど、人間がどんどん不幸になる!?
取材・文/出水鴻正
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