【子育てあるある】保育園児が「髪、切った?」…タモさん並の洞察力で“オトナの想像を超える”園児たち
―[村橋ゴロー]―
筆者には2歳になる男の子がおり、保育園に通っている。妻は会社員のため、保育園の朝の送り、夕方のお迎えは僕の仕事となっている。1日2回、0~6歳までの様々な子どもがうごめく保育園の中を覗いているわけで、そこには我々オトナの想像を超えるドラマがあった。
いつものように朝9時にチビを保育園に連れて行くと、玄関先で5歳くらいの男の子がこちらを凝視している。忙しい時間帯なので、かまわずチビの靴を脱がせたりと世話をしても、まだこちらを見ている。ウチのチビと仲良くしてくれているお兄さんなのかと思い、「ボク、どうした?」と声をかけた。すると、意外な言葉が返ってきた。
「髪、切った?」
まさかのタモさん!! 突然の問いかけにビックリして言葉を詰まらせていると再び、
「ねえ、髪、切った?」
確かに前日の夜、散髪に行っただけに子どもの洞察力に驚かされた。ねえ、なんでわかったの? そう聞こうとするも、そこはガキの、ガキたるゆえん。その男の子は自分の疑問が解消しスッキリしたのか、ぴゅーっと走って教室に消えていった。
かのタモさんは「物事をすべて映像として記憶する能力がある」という噂というか、都市伝説がある。前回来たゲストの姿が映像として記憶してあるため、再びやって来たゲストに「髪、切った?」と聞くと。だからこの男の子も、名前も知らないオジサンの姿を、映像として記憶していたのだろう。
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