山田ゴメスの俺の恋を笑うな
口臭が薔薇?
加齢を重ねるごとに
頭髪同様、いや、あるいは、
以上に気がかりとなるのが
口臭
なのではなかろうか。
歯茎の老化、虫歯の増加、
殺菌作用を促す唾液の分泌の減少……
(最近はクンニしても唾液不足でエロ味にターボがかからないこともままある)
いろいろ原因は挙げられる。
たぶん、すべてが正解であるに違いない。
とりあえず私は、
マメに歯磨きをする!
許されるかぎりガムを噛む!
いっそのこと口臭を上回る
ニンニクなどの食材をふんだんに使った
料理をデートの食事にチョイスする!
といった地道な行いで
みずからの口臭防止に努めているが、
先日、デイリースポーツを読んでいると、
こんな広告が目に止まった。
「口臭が薔薇の香りに!」
「飲む」香りのサプリメントであるらしく、
これを飲んだら、たちまち、
「クサイって思われていないか不安でした」
(※註:この気持ちはよくわかる。口臭は腋臭に似て、長い期間ずっと自分と付き合っている匂いなので、誰かに「アンタ、臭いですよ」と指摘されないかぎり、大げさに言えば死ぬまで気がつかない可能性もなくはない)
という人が、自分に自信が持てるようになり、
寄り付きもしなかった娘が、
「お父さんいい匂い」と豹変までしてしまう
……んだそうだ。
これがもし本当なら、
素晴らしいサプリメントであることに
間違いはないのだが、
薔薇の香り
ってのは、少々微妙だと思うのだ。
これがたとえ
チューリップであろうと
ヒヤシンスであろうと
キンモクセイであろうと、
なんでもかまわないのだが、
いずれにせよ、
もうおそらく人生の折り返し地点を
過ぎてしまった
私のような人間からすれば、
花の香りは、一括りで
お葬式の香り、
あえてもっと言うなれば
死のイメージ──死臭
なのである。
ちなみに、
少量で人を死に至らしめる
青酸カリは桃の匂いがする
らしい。
やはり口臭は
ミントの香り
とかの、わかりやすい匂いで
防ぎたいのが私個人の意見である。
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