人生初!

 人生ではじめて

一日に三度お金を拾った。

 一回目は、JRの切符券売機の小銭を入れる所に
100円が引っかかっていた。

 二回目は、富士そばの食券販売機のおつりが出てくる所に
300円の取り忘れがあった。

 三回目は、マンションの前に
10円が落ちていた。

 締めて410円儲けである。

 でも、
神宮のバッティングセンターで、
まだ2プレイ分、価格にすれば約700円分が
残っていたプリペイドカードをマシンから取り忘れてきた

ことにさっき気づいてしまった。

 収支にすれば、290円マイナスだ。

 30歳の頃、
六本木の道端で10万円の入った財布を拾って、
お金だけを抜き取り、その足で
まだ体験したこともなかった
総額7万5千円の高級ソープ
に直行した。

 だが、その1ヵ月後、財布を落としてしまって、
もちろん、それは私の手元には戻ってこなかった。

因果応報

ってやつだ。

 以降、そんな罪深い自分を戒め、
拾った物はなるべく交番に届けるよう
心掛けてはいるのだが、

50歳近くのイイ大人

「三百円拾いました〜!」

と、交番に届けに行っても、
お巡りさんにしたって、やんわり迷惑なだけだろう。

 小銭を拾ったら、かならず、小さな損をする。

 そう噛みしめながら、
これからを生きていくしかないようだ。

 富士そばの場合は、お店の人に届けてもよかったんだが……。

2011.12.06 |  2件のコメント

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

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