山田ゴメスの俺の恋を笑うな
大発見!
ちょっとした事情で、
今年初めは、長めに大阪に滞在しているわけだが、
帰阪するごとにいつも戸惑いを感じるのは、
西と東の、
エスカレーターや動く歩道での
マナーの違い
だ。
関東は、急いでいる人用に右側を空けるのに対し、
関西は左側。
これはもう、関東と関西を
一度でも行き来した経験のある人なら
たいがいお気づきになっているだろう
あまりに有名な東西比較モノなので、
今さら鬼の首を取ったかのごとく
書き立てることでもない、
のは、さすがに承知である。
でも、
これが何故なのか?
皆さん、突き詰めて考えてみたことはおありだろうか?
私は、大阪のエスカレーターで右側に寄って
左側をせわしなく歩く人たちを横目で眺めながら、
その理由について、パッと閃いてしまったのだ。
まあ、聞いてください。
日本というのは、
基本として左側通行
をマナーとする国
ココがポイントだ。
つまり、
関東ではエスカレーターの左側で
止まっている人(=急いでいない人)
が常態であって、
関西ではエスカレーターの左側を
歩いている人(=急いでいる人)
が常態である、
からではないのか?
そういえば、
私が27年前に初めて上京したときは、
東京の人たちの歩くリズムの遅さに
思わずイライラしたものだ。
私のこんな閃きが正しいのかどうかはわからない。
あるいは、もう当たり前クラスに
一般では知れ渡っている定理なのかもしれない。
でも私は、
書物やテレビやネットから
なんの情報も得ずに、
この結論にたとりついた
私に感動した。
大満足!
である。
伊坂幸太郎の小説にあった、
ニュートンのことを全然知らずに
物が落ちるところを見て
万有引力の法則
を発見した者は偉大だ、
といった風の一節を
思い出さずにはいられない。
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