危険! ウォーターサーバーの注ぎ口は細菌だらけ!?
今ではほとんどのオフィスで見かけるウォーターサーバーや無料ベンダー。しかし、最近報告された麻布大学の古畑勝則教授の調査によると、検査した家庭や会社の約30%のサーバーの水が、水道水の基準細菌数を上回ったという。健康被害を及ぼす細菌に詳しいFCG総合研究所の橋本一浩氏はサーバーの危険性をこう指摘する。
「『カルキ臭が嫌だから』とミネラルウォーターを飲む人がいますが、そもそもカルキは微生物を殺菌するために入っているもの。常に外気にさらされているウォーターサーバーの注ぎ口には、ばい菌やカビの温床となる『バイオフィルム』ができやすい」(橋本氏)
水道水より水質が良いとは限らないのだ。
「注ぎ口や受け皿のメンテナンスを怠れば水垢やカビが発生するし、受け皿の水が腐れば異臭が発生することも。不衛生なサーバーの水を口にしたからといって、直ちに健康に害が出るわけではありませんが、病原性を持つ細菌やカビが口に入ってしまう可能性は十分にあります。絶対に安全、とは言いきれません」(橋本氏)
飲み物といえばペットボトル飲料も要注意。デスクに飲み残しのペットボトルを置き、翌日も飲むなどもってのほか、『病気にならない新常識72』の著者・秋津医院院長 秋津壽男氏も警告する。
「『開封後は早めにお召し上がりください』と表記していますが、『直接口をつけて飲んで1日経つと食中毒を起こす可能性がありますが、責任は取りません』と読んだほうがいい」
何気なく口にしている飲料も実は雑菌だらけなのだ! 最悪の場合は、悪質なカビの毒素によっては食中毒になる、とのこと。9/2発売の週刊SPA!では「早死する意外な生活習慣」という特集を組んでいる。日常に潜む悪癖とおさらばしたい方はぜひ読んでほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/大ハシ正ヤ>
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