更新日:2018年09月01日 17:07
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頭痛に耐えかねて自殺する人も…激痛を伴う病気ワースト5

 3位の帯状疱疹も危険。経験者の砂川保さん(仮名・43歳)が罹患したのは、転職直後だった。 「新しい上司とソリが合わず、無意味な残業を長時間強いられる生活が続いた。すると眉から髪の毛の生え際に湿疹ができて、1日中ピリピリ痛む。病院に行ったら即入院させられました」  富永氏が解説する。 「ウイルスが神経を攻撃することで痛みを生じます。治療が遅れると、神経のダメージを回復できず、一生痛みを伴う場合もある。瞬間的な痛みはそれほどでなくても、不快な状態が長期に渡って続くのはQOLを著しく下げる」 ◆七転八倒する激痛を伴う痛すぎる病気ワースト51位 群発頭痛 強すぎる痛みに耐えかね、自殺を選ぶ人も。対処法は予防薬を飲み、痛みが来てから薬を投与するのみ。頭痛外来やペインクリニックに即相談だ 2位 尿路結石 「刺すような鋭い痛み」の原因は、結石のギザギザではない。尿路系に発生した結石が排尿を阻害し、内圧が高まることで生じる激痛 3位 帯状疱疹 服が触れただけでビリビリと痛みが走る。狭心症や糖尿病、がんなど重大な病気が隠れている場合もあるので侮れない兆候だ 4位 坐骨神経痛 いわゆる腰肢痛。中年男性が悩む病気の1位(厚生労働省調べ)。ストレスなどにも反応し慢性化するため、常につきまとう鈍痛が厄介 5位 心筋梗塞 「胸を握りつぶされるような痛み」を生じると言われる。前兆として、左肩や二の腕の内側などの箇所が痛む関連痛があることも  目に見えないものの、痛みは人を追い詰めるだけの負のパワーをはらんでいる。週刊SPA!10月25日号では「ヤバい病気ワーストランキング」を公表している。痛み、突然死、がん、難病、お金がかかる、など健康の大切さを痛感させられる内容だ。〈取材・文/週刊SPA!編集部〉 【富永ペインクリニック院長・富永喜代氏】 医学博士。さまざまな痛みを緩和する専門医療機関・ペインクリニックを松山市にて開業している。著作に『マンガでわかる腰痛改善セラピー』(宝島社)
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週刊SPA!10/25号(10/18発売)

表紙の人/ 石川恋

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