更新日:2022年08月08日 03:25
ライフ

「アジア人観光客」をカモにする、日本人による悪質ぼったくり被害報告

歌舞伎町

※写真はイメージです

 夜の街も被害報告が多い。今夏、友人と初めて日本を訪れた20代の香港人女性は言う。 「カラオケボックスに行ってみたくて、歌舞伎町で英語で声をかけてきた客引きについていった。ひとり1時間600円だと聞いていたが、2時間歌って会計をしたら料金は8000円。抗議すると、安い部屋は満室だったため、ひとり1時間1500円のデラックスルームに案内したとのこと。それに、20%のサービスチャージも加算されていた。痛い出費でした」  同じく夜の歌舞伎町をひとりで訪れたという北京市在住の中国人男性(40歳)は、風俗店の客引きにスケベ心を刺激され、「外国人客は保証金が必要」と言われるがまま3万円を先払い。しかし、さらに追加で5万円を請求され、断ると支払った3万円は“キャンセル料”として返ってこなかったという。また「ホステスと乾杯をしただけで、5万円を請求された」という、別の中国人男性の被害談も微博に書き込まれていた。  タクシーの遠回りや夜の街のぼったくりは、日本人でも被害にあうことがある。しかし、現地事情に疎く言葉に不自由な外国人観光客をあえて狙っているとすれば、さらに悪質であるといえる。 ― [アジア人観光客]への差別が止まらない ―
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