なぜレクサスは日本でバカ売れしていないのか?
そんななか、この度レクサスISがマイナーチェンジを受けました。乗ってみると、今まで垣間見られたドイツ車コンプレックスが払拭され、スポーティ感よりもフワっとした優しさやしなやかさを優先した、和みが強く感じられました。非常にいい仕上がりです。これならBMWやメルセデスにはない魅力がある。ついにレクサスは我が道を見つけたようです。
ただ惜しむらくは、3年前のフルモデルチェンジの時に、この姿で登場してほしかった。最初からこのレベルで出てこないと、「やっぱり今回も敵わなかった」という印象になってしまう。それではレクサスのような新興ブランドは、強力なドイツ勢に対抗できません。つまりレクサスがドイツ製高級車を凌駕するには、歴史という名の開発時間がまだ足りていないということでしょう。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
【結論】
レクサスがメルセデスやBMWと真に対抗できる高級ブランドになるには、まだかなりの時間と絶え間ない努力が必要なようです。経営コンサルティングをまるでやっていないショーンMJが口先だけでお伝えしました
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