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エロ本、アダルトDVD業界が“高齢者の介護ビジネス”となりつつある

「熟女ブーム? とんでもない! 僕は若くて可愛いコが出てくるエロ本が作りたかったのに。来る日も来る日もババアモノばかり。仕事が忙しくなる一方で給料は下がる。頭がおかしくなりそうです……」

エロ本業界が“高齢者の介護ビジネス”となりつつある事実 関係者が吐露 エロ本出版社に勤めて15年目を迎えた岩本さん(35歳・仮名)が頭をかかえる。ネットの台頭でテレビや新聞、雑誌といった既存メディアの斜陽化が指摘されるが、エロ業界は比較にならないくらいその衰退ぶりが激しいのだと嘆息する。複数の出版関係者によれば、エロ本の売り上げは1990年代半ばをピークに出版数は下降の一途をたどり、現在は全盛期の半分か、場合によっては三分の一程度だといわれている。有害図書としてコンビニや書店での扱い数も激減し、売場の片隅にひっそりたたずむエロ本コーナーの前に立ち寄る機会は、我々の実感としても確かに少ない。岩本氏は訴える。

「コンビニのエロ本コーナーを見てください。何でもかんでも熟女熟女! 若いコが表紙でも中身は熟女なんていう、とんでもないエロ本まである! もう泣きたい!」

熟女ブームの背景には高齢化社会が影響


 一方、AVライターによれば、熟女ブームは「ブーム」などではなく、需要に応えるための供給に過ぎないと冷静に指摘する。

「考えてもみてください。日本は男も女も、もはや老人や大人の方が多いのです。つまり、40歳の女性は20歳の男の子から見ればおばさんですが、50歳のおじさんから見れば若い。かつて、業界では30歳といえば立派な熟女でしたが、現在は50歳から60歳が熟女に相当します。高齢化社会ならではの風潮でしょう」

高齢化 インターネットの普及以降、特にエロ本やエロビデオといったコンテンツは、そのほとんどがネット上で簡単に、そして無料で見られるようになった。一説によれば、VHSビデオやパソコンがこれだけ一般家庭に普及した理由の裏には、エロビデオレンタル店や無料エロ動画サイトの存在が関係しているとも言われている。

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デジタル化に取り残された“中高年のエロ難民”たち

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