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それにしても、サマルカンドブルーに輝くモスクの下を、軽ワンボックスが群れをなして走る姿は、日本人にはミスマッチすぎて笑ってしまう。シボレー・ダマスは、正確にはエブリィとは多少異なりまして、エンジンは800cc。660ccじゃあんまりにも排気量が小さくて燃費にもかえって不利。海外仕様の軽は、ほぼ例外なく排気量が大きくされております。また、日本では軽は定員4人以下だけど、こっちでは6人乗りもアリ。配達や運搬、送迎、あるいは自家用車として大活躍しているのでした!
このシボレー・ダマス、ウズベキスタンでは大変人気があるそうです。「7000ドルくらいで買えて安いですし、どんな狭いところでも走れるので、特に地方で人気です」(現地ガイド・アリ氏)
⇒【写真】はコチラ(ダマスの他、軽トラも)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1325006
訪れた現地ディーラーで「1番人気があるのはどれ?」と尋ねたところ、迷わずダマスを指差した。そんなにかよ! 販売台数1位ではないけれど納車待ちは一番長く、早く欲しければディーラーへの袖の下も常識とか。
ちなみにエブリィは、南米でもシボレーブランドで大活躍しているそうです。ということで、途上国へ行ったら2代目エブリィを探して、懐かしさに浸りましょう!
取材・文・写真/清水草一(道路交通ジャーナリスト)
【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中 1
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