更新日:2022年08月28日 09:07
カーライフ

カーマニアでも走ってるクルマの名前が滅多にわからない! ウズベキスタンのクルマ事情

 それにしても、サマルカンドブルーに輝くモスクの下を、軽ワンボックスが群れをなして走る姿は、日本人にはミスマッチすぎて笑ってしまう。シボレー・ダマスは、正確にはエブリィとは多少異なりまして、エンジンは800cc。660ccじゃあんまりにも排気量が小さくて燃費にもかえって不利。海外仕様の軽は、ほぼ例外なく排気量が大きくされております。また、日本では軽は定員4人以下だけど、こっちでは6人乗りもアリ。配達や運搬、送迎、あるいは自家用車として大活躍しているのでした!  このシボレー・ダマス、ウズベキスタンでは大変人気があるそうです。「7000ドルくらいで買えて安いですし、どんな狭いところでも走れるので、特に地方で人気です」(現地ガイド・アリ氏) ⇒【写真】はコチラ(ダマスの他、軽トラも)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1325006

ディーラーでは1番人気。軽トラのラボ(キャリィ)も売られてるヨ

 訪れた現地ディーラーで「1番人気があるのはどれ?」と尋ねたところ、迷わずダマスを指差した。そんなにかよ! 販売台数1位ではないけれど納車待ちは一番長く、早く欲しければディーラーへの袖の下も常識とか。

ダマスの警察仕様

 ちなみにエブリィは、南米でもシボレーブランドで大活躍しているそうです。ということで、途上国へ行ったら2代目エブリィを探して、懐かしさに浸りましょう! 取材・文・写真/清水草一(道路交通ジャーナリスト) 【清水草一】 1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
1
2
【関連キーワードから記事を探す】