シリコンバッグ豊胸の安全性は? 韓国では「バッグの中身が母乳に混入」も…
また、磯野氏いわく前述のような破損トラブルを防ぐため、現在のシリコンバッグの耐久性は従来よりも大きく向上しているという。
「過去には“柔らかさ”ばかりを重視した製品が出回り、手術後に破けてしまうという事件が起こりました。そのため、現在日本の一般的な美容外科で使われている豊胸用シリコンバッグは、どれも破裂に対する“耐久性”に気をつかっています。たとえば、豊胸目的で使用されるものの中で最もメジャーなシリコンバッグの一つである『モティバ』は、トゥルーモノブロックという“つなぎめ”ができない製法で作っているため強度が高く、かなり強い力で引っ張っても破れることがありません。内容物であるシリコンを覆う膜は6層で耐久性を高めており、外側から2層目にはブルーシールという、内部のジェルが外側へ浸透するのを防ぐ層があります。万が一何層かが破れるようなことがあってもジェルが体内に漏れることはありません。また、ブルーシールが導入されたことで表面の傷などの状態確認が容易になり、不良品が流通するリスク事態も低くなりました」
耐久性だけでなく質感も改善しているのだとか。
「従来品はジェルの粘性が高かったため、重力に反発していました。しかし、モティバは弾力性ときちんと変形が元に戻る力は高めながらも、粘性の低いシリコンジェルを併用しているので、重力に対して逆らわない仕上がり。手で触った時にも本物の胸に近い重みや柔らかさを感じることができます。 揺れ方などもとても自然ですよ」
求められる豊胸手術の安全性と質感。後悔しないためにも手法、素材、そして説明をしっかりしてくれる病院を選ぶことが重要だ。
【磯野智崇氏】
美容整形外科医。大学病院で形成外科医として経験を積んだ後、’02年より美容整形クリニック・共立美容外科に。同院で随一の豊胸手術の執刀件数を誇る
<取材・文/河本翔平、六原ちず(中野エディット)>
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