アスパラガスを食べました

 友人4人(男3人・女1人)と恵比寿にある『今井屋』という焼鳥屋に行って、アスパラガスを食べました。

 火を通していない生の状態(たぶん)で、食感がしゃくしゃくしていて美味しかったです。しかも緑が深くて鮮やかで、とてもきれいでした。そこで僕たちはドラクエの最強賢者や共通の知り合いの近況や城島(阪神)の配球やアニキ(阪神)の引退のタイミングについて、とりとめのない話をして別れました。

 ブログというのは、しばし……というか主として、こういったことを報告するツールとして使われているようだ。さっそく私もやってみた。が、やってるうちに素朴な疑問が私の脳裏をよぎる。

これって、面白いのか?

 これがたとえば安室奈美恵だったら、わからない。安室ちゃんの一挙手一投足をインプットしたいクラスの熱狂的なファンならば、安室ちゃんのアスパラガスから少なからずの重要な価値を見いだすこともできるだろう。 

 でも、私がアスパラガスを食べたところで……せいぜい、大阪のが「ああ、ちゃんと栄養のあるモノ食べてるんやね」と喜んでくれるくらいが関の山である。もちろん、報告にたえうる刺激的な日々をおくっているわけでもない。写真だってブレブレだ。

 私と安室ちゃんには決定的な違いがひとつある。

 そこまで私のことを気にかけてくれる、私は知らないのに私のことを知っている人などひとりもいないということだ。

 だからとりあえず、こーいうことはやめておこうと思う。

気は変わるかもしれないけど。

asupara.jpg

アスパラガス。

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

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