山田ゴメスの俺の恋を笑うな
夢日記(4)~わたしは全裸~
全裸の夢をたまに見る。
私は全裸になっている。
全裸で、後ろ手に、尻あたりで腕を組み、
右足を半歩前に出し、
休めのポーズを取っている。
後ろ足に体重を乗せチンポと金玉はだらりと垂れ下がっていて、
なんともだらしない。
どういう状況で全裸なのかは、思い出すことができない。
ヌードモデルとして美大生の前で、
みたいな必然的な状況ではない、だろう。
全裸であることを、心の片隅に罪悪感を抱きながら、
いつも目が覚めるからだ。
全裸の軍隊とかでもない、だろう。
まわりには男もいるし、女もいる。
しかも全員が軍服ではなく、普通に洋服を着ている。
そして、私のほうをチラチラと見ながら、
あの人、なんで全裸なの?
などと耳打ちをしているのである。
でも、誰も全裸の私に
全裸ですよ!
と注意などしてくれない。
だから私は、いつまで経っても全裸のままだ。
やがて私は、その場の空気にいたたまれくなり、
ぴょんとジャンプする。
ホップ・ステップ……といった、三段跳びのような要領で、
一歩の滞空時間がやたらと長い超人的なジャンプである。
股間をたなびかせながら、
しばらくの間、空の散歩を洒落こんでいると、
縦がけた畳を三畳くらい横に並べたほどの掲示板の前に、
私は決まってたどり着く。
そこには、3桁だか4桁だかの番号が、
ずらり規則正しく並んでいる。
まるで、高校や大学受験の合格発表だ。
全裸大学校?
だが、その掲示板のまわりを囲んでいる建物は、
マルキューだかルミネだか……
そんなファッションビルのようなつくりで、
学校の校舎というには、ほど遠い。
私は全裸で、いったい何に選ばれたいのだろう?
……というところで、今日も目が覚めた。
今まで何度同じ夢をみたことか、思い出すことができない。
なぜなら、
たまに見る
という概視感さえ、それは夢かもしれないのだ。
「全てをかなぐり捨てて無になれ!」
みたくなメッセージか、単なる
露出癖かどちらかですよ….きっと。
そんな、あっさり片付けないでください(笑)!(ゴ)
私(女)も似たような夢を良く見ます。私の場合は自分一人だけ全裸でいることに違和感と恥ずかしさを覚えながらも、普通に友達と会って御飯を食べていたり電車に乗っていたりするのです。裸を隠したいのですが、今更隠すのも格好悪いようで無理をしてその状態を続けてます。あと何かから逃げるために、空を浮遊したりバタバタと羽ばたいていくこともあります。記憶違いかもしれませんが、夢判断では裸は「本当の自分」、飛行は「自由への憧れ」だったと思います。
そう! わりと普通にしてるってのがミソなんですよ。よくぞ僕が書ききれなかった微妙な心情を代弁してくださいました!!(ゴ)