山田ゴメスの俺の恋を笑うな
好きなことでメシを食うということ
もう記事になったので書かせてもらうが、
取材でさかなクンさんに会ってきた。
お魚について、
少年のように目をキラキラさせながら
語る姿を見ていると、
ああ、好きなことを仕事にする
とは、こういうことを言うんだな……
と、思わずあこがれの念を抱いてしまった。
私だって、よく
「好きなことを仕事にできてイイですね」
なんてよく言われるが、
〆切りが詰まればすべてを投げ出したくなるし、
編集から激烈な直しが入ると落ち込むし、
将来が不安になったりするし……、
それなりに苦労しているのである。
これがたとえ、てっぺんを獲って
仕事における自由の幅がかなりの範囲で許されている
ミスターチルドレンだとか井上雅彦だとかイチローだとか、
そんな人たちでさえ、
私とはまた違った、
創作上の売れ線とやりたいことのズレや地道な鍛錬や公人特有の息苦しさ
といった、悩み、あるいは辛さをかかえているに違いない。
大好きなお魚に触れ、
大好きなお魚を学び、描き、語り、そして食べることによって
日々の活力を蓄え、発散し、
それが自然に生計を立てる手段となっている
さかなクンさん。
私たちにはわからない苦しいこともあるだろう。
でも、
好きなことで食べてるヒト選手権
が、もし開催されたなら、
おそらく日本で、いや世界で
かなりの上位にランキングされるのではなかろうか。
2011.11.10 |
3件のコメント
「クニマス」の件で天皇陛下にお褒め頂いた時
脳みそフェチの私としては、いたく感動しました!
実に美しいお話だと思います。
その事件、恥ずかしながら知りません……詳しく教えてください!(ゴ)
えっ!この話知らないでさかなクンと対談したのですかあ!ありえないっす!
要約すると、絶滅したといわれていた幻の魚を彼の緻密な研究で発見したという
コトなんですが、それまでのいきさつがそれはもうマニアックな経緯をふみ工程を
経て、彼ならではこそ成し遂げられた偉業なのです。その話を陛下がご存知でいらっしゃっていたという話で、私なんぞより頭脳優秀な方々は詳しく説明できると思います。