好きなことでメシを食うということ

 もう記事になったので書かせてもらうが、
取材でさかなクンさんに会ってきた。

 お魚について、
少年のように目をキラキラさせながら
語る姿を見ていると、

ああ、好きなことを仕事にする
とは、こういうことを言うんだな……

と、思わずあこがれの念を抱いてしまった。

 私だって、よく

「好きなことを仕事にできてイイですね」

なんてよく言われるが、

〆切りが詰まればすべてを投げ出したくなるし、
編集から激烈な直しが入ると落ち込むし、
将来が不安になったりするし……、

それなりに苦労しているのである。

 これがたとえ、てっぺんを獲って
仕事における自由の幅がかなりの範囲で許されている

ミスターチルドレンだとか井上雅彦だとかイチローだとか、

そんな人たちでさえ、

私とはまた違った、

創作上の売れ線とやりたいことのズレ地道な鍛錬公人特有の息苦しさ

といった、悩み、あるいは辛さをかかえているに違いない。

大好きなお魚に触れ、
大好きなお魚を学び、描き、語り、そして食べること
によって

日々の活力を蓄え、発散し、
それが自然に生計を立てる手段となっている

さかなクンさん。

 私たちにはわからない苦しいこともあるだろう。

 でも、

好きなことで食べてるヒト選手権

が、もし開催されたなら、

おそらく日本で、いや世界

かなりの上位にランキングされるのではなかろうか。

テンションもテレビで観るまんま。

2011.11.10 |  3件のコメント

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

“好きなことでメシを食うということ” への3件のフィードバック

  1. まる より:

    「クニマス」の件で天皇陛下にお褒め頂いた時
    脳みそフェチの私としては、いたく感動しました!
    実に美しいお話だと思います。

  2. gomesu より:

    その事件、恥ずかしながら知りません……詳しく教えてください!(ゴ)

  3. まる より:

    えっ!この話知らないでさかなクンと対談したのですかあ!ありえないっす!
    要約すると、絶滅したといわれていた幻の魚を彼の緻密な研究で発見したという
    コトなんですが、それまでのいきさつがそれはもうマニアックな経緯をふみ工程を
    経て、彼ならではこそ成し遂げられた偉業なのです。その話を陛下がご存知でいらっしゃっていたという話で、私なんぞより頭脳優秀な方々は詳しく説明できると思います。

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