Oh!タカラヅカ!!

 私がまだ大阪の実家に住んでいた10代のころ、

よくオカンと交わしたのが、

「どこどこの何丁目にいる
○○さんちの娘サン、知ってるやろ?
今度、
タカラヅカに受かったらしいで!」

といった話題である。

 我々関西人の、
それも阪急宝塚線沿線に住む者たちにとって、

タカラ(ヅカ)ジェンヌ

とは、そのくらい親密度の高い、
身近な存在だったわけだ。

 しかも、芸能界というよりは
どっかのちょっと難関な
全寮制の校則が厳しい女子校
にでも合格した感覚。

 もしかすると今、

AKB48(SKE48、NMB48、HKT48も含む)

に娘を入れる親の気持ちとは、

コレに近くなりつつあるのではないか?

 一応、恋愛禁止だし、

倍率、はどっちが高いかはわからないが、
日本中のあちこちで新期生募集しまくってるから、
目指す子の数とパイのでかさを照らし合わすと、
同じくらいなようにも思える。

 私は子供がいないので、迂闊なことは言えないのだけれど、

ジャニーズに息子を入れるよりは、
まだ安心なイメージだ。

 もし、娘が大学に合格しながら、
ひょんな拍子で
AKB48(グループ)に入っちゃったとしても、

テニスサークルあたりに入部させた感覚、なんだろうか?

 テニサー気分で紅白のうしろで踊ってたりして……。

 ただ、あまり頑張りすぎず、
卒業だけはしてもらいたいものだが?

2011.11.23 |  2件のコメント

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

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