“性産業”で働く人々の月収はいくら? 愛人クラブ社員、AVの女性エキストラ…
光あれば影あり。ちょっとヤバめでリスクも高そうなアンダーグラウンドなお仕事は、さぞや稼げるに違いない。一体、どんな贅沢な生活をしているのやら……と、さまざまな「アングラな職業」を調査してみたところ、まったくもってピンキリな実態が見えてきた。
性産業にもさまざまな職業があるが、グレーな業界の給与明細とは!? まずはパパ活ブームに沸く、愛人クラブの正社員だ。
「株式会社なので福利厚生は一般企業とほぼ同じ。そこまで厳密にはやっていませんが」
と苦笑するのは、業界大手A社で働く田代仁さん(仮名・37歳)。
主な仕事は男女の入会面接、写真撮影、登録作業。手取りは月30万円前後、ボーナスもあるが……。
「男性会員は社長や医者などの金持ちばかり。一回で数十万円入るので、入会申し込みがあれば深夜だろうが駆けつけます。だから明確な残業時間なんてナシ。女性会員がセックスを断れば、激怒する客に『自由恋愛ですから』とクレーム処理に駆け回ります」
また、グレーな仕事ゆえの心労もつきまとう。
「売春斡旋で捕まる可能性もゼロではないから、日々軽く怯えています。あと、女性会員の入会応募が多すぎて、ちょっと女性不信になりますね(笑)」
続いてはAV業界の女性エキストラ。主演女優やお相手の男優といった“スター”ではなく、ドラマものに登場するちょい役だ。
「主演女優の添え物なので、人妻ものならばママ友役、ナンパものならばメイン女優の友達役です。出演料は露出度や内容によって変動します。ただのエキストラなら一作で5000~1万円。軽いパンチラやブラチラがあれば2万円、失禁・放尿ならば3万円ほどもらえます」(Bさん・32歳)
Bさんはプロダクションに所属しないフリー。その身軽さがウケるのか、月30の現場をこなし、月収が30万円を超えることもあるという。
「AVのドラマシーンなんて大体5~6分なので、撮影自体も1時間程度で終わる。一日2~3現場はこなせます。ただ営業活動が大事なので、業界の飲み会に顔を出すのが少々面倒です」
また、後ろ盾のないフリーゆえ、職場での立場は最下層に近い。
「前に放尿の現場で、なかなかオシッコが出ず『使えねぇな!』と罵られたこともあります。また、監督からの枕営業の誘いも多い。あの人たちが事務所の女のコに手を出せば土下座ものですが、私はフリーなので甘んじて受け入れるしかなくて……」
給料は悪くないが、肉体を含めた人間関係はキツそうだ。
明暗がハッキリ分かれる性産業で働く人々の月収
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