最強の○活

 「就活」だ、「婚活」だと、
ニッポンのトレンドを発信する側にいる高感度なヒトたちは、
よくもここまで次々といろんな「活」を捻り出しては、
ぬかりなく商売に結びつけていくもんだ、

と、ほとほと感心してしまうが、

温活

ってえのは、さすがに強引すぎるのではなかろうか?

 「温活」の詳細は、日刊SPA!の記事ですでに書いたので、
それを参照していただきたいのだが、

 要は、

冷え性の女性が身体を温めるために日々行っている活動

のことに過ぎないのである。

 コイツがせめてハロウィンくらい、ちまたに浸透してしまったら、
また広告代理店のいけ好かない六角形の眼鏡をかけてるような輩の
ほくそ笑む姿が目に浮かぶようだ

……などと憤っていたら(じつは、そんなに憤ってもいないのだが)、

ふと、私の知人が、
あのノリピー事件のさなか、
ポツリつぶやいたセリフを思い出した。

「夫婦そろってポン活に力入れ過ぎちゃいましたね……」

 ポン活「ポン」

とは、もちろん非合法なソレのことだ。

 不謹慎で残念な話ではあるが、語感だけで考えると、

間違いなく最強だ。

 正確には「ポン」じゃないんですけどね。

PROFILE

山田ゴメス
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)
OL、学生、フリーター、キャバ嬢……1000人以上のナマの声からあぶり出された、オヤジらしく「モテる」話し方のマナーとコツを教えます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。