仕事

見えっ張りでワンランク上の生活を望む主婦、世帯年収820万円でも毎月赤字に…

 特に贅沢をしていないのに貯蓄ができていなかったり、財布の中がいつの間にか空になっているなど、昨今「隠れ貧困」と呼ばれる人々が増えているという。一見裕福そうにみえる家庭なのに、なぜ貧困に陥るのか? 急増中の「隠れ貧困」の確信に迫った。

ワンランク上を望む妻。見えと浪費で毎月赤字に

~世帯年収820万円/月々の貯蓄額 ゼロ/既婚・子供3人~
見えっ張り

家具や家電はいずれも高額なものばかり。「ワンランク上の生活に憧れていた」と見えっ張り消費が激しい

「娘が『今日の服カワイイって言われたよ』と報告してくれると嬉しくて、ついカワイイ服を着せたくなる」と親バカな一面を見せる宮本綾さん(仮名・43歳)。 「雑誌に載っているカワイイ服を買ったり、セールでまとめ買いもします。小5と小2の姉妹なのでペアで買ったりもしますね」  子供と自分の洋服に月5万~6万円は使っているという。 「ネットのアンケート・モニターをやっていて、月5万円くらいのお小遣いを稼いでいます。お小遣いの範囲で買えるから『まあ、いいかな』って思ったり、『○%オフ!』と見るとつい買ってしまいたくなりますね」  見えっ張り消費はほかにも。 「自宅が通学路に面しているので、子供たちから見える庭には花を植えてキレイにしたり、クリスマスシーズンにはイルミネーションを飾ったりもします。部屋のじゅうたんは10万円、ソファは30万円、テレビ台は20万円。音響にもこだわってるし、キッチンも人工大理石。少し上のランクの生活が心地いいですよね」
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一方で、ストレスからの浪費も
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