フェラーリの新車が実質0円で乗れる!? 金持ちにしかできないクルマ錬金術
金持ちには、金持ちしかできないクルマの乗り方がある――富裕層のクルマ事情は驚きの連続だ。
「新車のフェラーリの購入を検討しています。 488 スパイダーは車両価格が3450万円、これに付けられるオプションは全部載せる。支払いはざっと4500万円近くになりますが、購入後1年ちょっと乗ってもこの値段か、下手したらプラス200~300万円で売却できることもある。注文してもすぐ納車されるものでないから、フェラーリの新古車はタマ数が絶対的に少ないため、買ったとき以上の値がつくんです」
とは、週刊SPA!連載でもおなじみの猫組長。弟分である“人買い”こと井上氏と揃ってフェラーリの新車を購入準備中というが、憧れのクルマに実質タダで乗れるとは、まさに驚きだ。
海外にまで目を向ければ、この手法はさらに広がりを見せる。エンジェル投資家の玉井俊太郎氏が語る。
「アルファードやヴェルファイアといった日本の高級ミニバンは東南アジアで大人気です。上位モデルにサンルーフやサラウンドスピーカー、本革シートといったオプションを搭載したモデルを日本で新車で買い、1年ほど乗った後に香港やシンガポールなどに輸出すると、購入時よりも100万円単位で高く売れることがありました。なにせ向こうでは日本車が3倍の値で取引されることもありますからね。東南アジアへの新車輸出は関税が高く、中古車になると税率が下がるため、“高級ミニバン投資法”が通用するのです。現在、シンガポールにはトヨタの直営店ができてしまったり、トレンドのうつろいも早いのでギャンブル的な要素は否めませんが、知識として所有物の資産価値をグローバルに見ることは意義があるのでは」
高い買い物はリセールバリューを考慮したうえで決断する。こんな思考方法を持つことで一流品が結果タダになるのかもしれないわけだから、ぜひとも取り入れてみたい。〈取材・文/週刊SPA!編集部〉
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