更新日:2022年08月14日 11:24
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来日中国人が日本の医療費を不正受給している…国民健康保険に加入できる「経営・管理ビザ」を悪用!?

 問題は彼女が支払う費用だ。 「医療費に業者への費用、滞在費をあわせて200万円ほどです」  国が定めるハーボニーの薬価は5万5000円で投薬期間は12週間。完治までには薬代だけで最低465万円がかかる計算となる。 「国民健康保険のおかげです。薬代は月に1万円までしか取られないですから」(同)  実は彼女の在留資格は、医療滞在ビザではなく、会社経営のために滞在する場合に発給される経営・管理ビザなのだという。留学ビザや経営・管理ビザ、就労ビザなどで日本に3か月以上合法的に在留するすべての外国人は、国民健康保険(会社員なら社会保険)への加入が義務づけられている。同時に、日本人加入者と同様の恩恵を受けることができる。ハーボニーは肝炎医療費助成制度の対象となっており、国保もしくは社保の加入者は、所得によって自己負担限度額が月額1万円もしくは月額2万円までに制限される。つまり薬価ベースでは465万円かかる投与が、最低3万円で受けられるのだ。さらにハーボニーの薬代以外の診察料や各種検査費用なども、国保なので「3割負担」で済む。Wさんが依頼した業者は、この制度に目をつけ、格安でC型肝炎治療を受けられる方法を彼女に売り込んでいたのだ。 ⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1246009
在日中国人の国保治療のスキーム

在日中国人の国保治療のスキーム

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医療滞在ビザで治療を受けた場合は、滞在費含め600万円以上
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