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都内の“バリアフリーじゃない駅”を実地調査。ベビーカーを運ぶのにも一苦労…

池袋(山手線):地上に出るのが困難

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ベビーカーを運ぶのにも一苦労。都内のバリアフルな駅を実地調査

行き交う利用客の動きが読めない地下通路

 8路線が乗り入れる三大副都心ひとつで、乗降者数が1位の新宿・76万人に次いで2番目に多い池袋駅(55万人)。3位で43万人が利用する東京駅などと比べると、通路の幅がどうにも狭苦しく感じてしまう。 ベビーカーを運ぶのにも一苦労。都内のバリアフルな駅を実地調査 島式ホーム4面8線を有する地上駅だが、地上や地下への上下移動は基本的に各線のホームへ移動する場合や、周辺に隣接する商業施設のフロア移動のみで、平面的な地下構内の移動がどうしたって多くなりがち。しかも張り巡らされた地下道と地下道が十字に交差するようになっている。  そのため地上出口や目的地に急ぐ歩行者同士が否応なしに左右から交わることになり、無秩序で歩きにくいことこの上ない。シンプルで覚えやすい碁盤の目構造が、慌ただしい利用者たちのストレスを増長させている面もあるようだ。

浅草橋(総武線):トイレ利用になぜか階段を経由せねばならない

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階段、そしてまた階段…

 都営地下鉄の浅草線が乗り入れ、接続駅となっている浅草橋の乗降者数は、約5万3千人と大塚や菊名などと同規模程度。千葉方面と四ツ谷方面の2面2線のホームが向かい合う高架駅で、東西に出口があり都営地下鉄浅草線とは東口での乗り換えとなる。  ホームが所々狭くなっており、場所によっては危険を感じるような場所もある。 「改札口間の移動にはホームを経由しなければならず、階段など段差が多い上、ホームが狭苦しい」という浅草橋駅の特徴はそのまま、前述の御茶ノ水も含めたほとんどの中央総武線の駅に対して言えることなのかもしれない。西口改札のほうには多機能トイレやエレベーターがあるものの、東口改札のトイレはなぜか階段で少し下った、半地下のような場所に存在している。 <取材・文/日刊SPA!取材班> ※乗降者数はJR東日本2015年のデータを参照 http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html
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