更新日:2022年08月25日 10:07
ライフ

子どもの朝ごはんは「3日連続でドーナツ」――今どき母親たちの“トンデモ朝ごはん”に共感の声も

居酒屋で余った焼き鳥

 居酒屋で余った「焼き鳥」とは、いったいどんな親なんだ……と思われるかもしれないが、旦那が居酒屋(※個人経営)の厨房で働いており、たまに料理を持ち帰ってくるのだという。 焼き鳥 とはいえ、インパクトはバツグンだ! 子どもが胃もたれしないのか少し心配ではある。

カワイイ感じのラーメン

 続いて、朝から「ラーメン」とは、こちらもなんだか夜勤明けのおじさんみたいな……。記者が思わず聞き返してみると、どうも我々が想像するラーメンとは違うらしい。 「アンパンマンとかバイキンマンのナルトを見ると子どもはとっても喜ぶんです」  人気アニメのキャラクターがパッケージにデザインされた、カワイイ感じのミニインスタントラーメンとのことだった。 ラーメン

親たちと同世代の保育士からは共感の声も…

 いかがだったであろうか。なかにはドキッとした読者も多いはずだ。しかし、じつは親側と同世代の保育士からは共感する声もあがっている。神奈川県の保育園で働く山村さん(仮名・31歳)。自身も1児の母である。 「私の旦那はデザイン関係の仕事をしていて、徹夜も多いので朝はいたりいなかったり。子どものためにきちんとごはんを作ろうとは思っていても、朝番(7時30分から勤務)のときは自分自身の準備もバタバタしたり……。子どもが食べてくれないときの苦労はわかりますね。たとえトンデモ朝ごはんでも、なにも食べないよりかはマシかなと」  実際に連絡帳を見ても近年は子どもが喜ぶ菓子パンなどを与える家庭が増えているそうだ。だが、共働き世帯の増加が背景にあるとはいえ、朝ごはんが簡素化しつつあることは事実だ。どうなる、ニッポンの朝ごはん! <取材・文/山田門八>
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