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月400万稼ぐ銀座の最年少ママと不安を抱えて働き続けるガールズバー店員――夜の街で働く24歳の明と暗

 十分な収入はある彼女だが、休みの日には何をしているかと聞くと、淡々とこう答えてくれた。 「夜をやっているせいで、休みの日も昼は寝ているし、起きたら自分のお店に飲みに行っちゃうんです。だからどんどん自分の環境が、狭くなっている気がします。最近楽しかったことは、お店の子と行ったディズニー。それ位かな」  一般企業の友人と自分を比べてしまうと不安を感じることも多いという。 「同じ店で働く30前半の同僚に指名が減ってゆく様子を横目で見て、自分の将来に感じる不安も増えます。私には『自分の店を持ちたい』っていう目標もないし……。何にも考えていないんです」  とうかさんにも聞いたように、彼女の将来の夢を聞くと「結婚」だという。 「うちのお店って、辞めていく子は大抵お客さんと結婚して辞めるんです。私もそうやって結婚していくしか、道はないかなって思ってます。ずっとこの仕事をやっていくつもりもないし…てか、できないでしょう。でも、今は辞める理由がないから続けてます」  彼女にもとうかさんと同じく、将来について伺った。 「周りの友人も、自分みたいな子は多いです。昼とかけもちしてたけど、いつのまにかこっち一本になって、何となく不安抱えて……。夢とか目標とかって、持つだけでもすごく難しいと思うんです」  夜の街に夢を見出せたとうかさんと、思い悩むアミさんの明と暗。二人の未来が明るければと、願ってやまない。 桐島とうか<取材・文/伴家 呂>
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