山田ゴメスの俺の恋を笑うな
最高のズリネタ
ある取材の席で
こんな話題が持ち上がった。
「ゴメスさんにとって、
最高のズリネタって
なんですか?」
私は躊躇なくこう答えた。
「自分がヤッたことがある
AV嬢が出演している
アダルトビデオ
……ですかね」
「ということは、ゴメスさん!
AV嬢とヤッたことがある
ってことなんですか!?」
と、やたら羨ましがられたが、
そこで私は、ふと
別のことを考えながら
少なからず、
落ち込んだ。
「それって、
見方を変えると
想像力に欠けている
ってことだよな……」
つまり、
もし小説を書くなら
自叙伝一本のみしか
書けない程度の
想像力しか持ち合わせていない
という不安が
頭をよぎったのである。
そうなのだ。
私は、たとえ
辺見えみりが好きでも
辺見えみりの宣材写真で
オナニーができる
人間ではないのだ。
だが、
自分のハメ撮り映像よりも
自分が過去にヤツた女性が
他の男とからんでいるAVのほうが
妙に欲情する
ことを考えると、
ジェラシーがオナニーのスパイス
になっているわけで、
それはそれで、けっこう
高度でインテリジェンス溢るる
オナニーかもしれない……
と、また気を持ち直した
私であった。
ちょっといい話
久しぶりに
新聞(デイリースポーツ)で、
ちょっと心が温まる
いい記事を発見した。
なんでも、
DJポリスに警視総監賞
を検討しているんだそうだ。
念のために
大ざっぱな経緯を
説明しておくと、
サッカー日本代表が
W杯出場を決めた4日夜、
お祭り騒ぎになった
渋谷スクランブル交差点で、
20代の男性機動隊員が
機動車の上から
「皆さんは12番目の選手です」
「怖い顔をした
お巡りさんも
心の中ではW杯出場を
喜んでいます」
「こんな良き日に
怒りたくはありません」
「そういう(無茶な)行為は
イエローカードです」
などと、
ユーモアたっぷりのアナウンスで
マナーを守るよう呼びかけるという
見事な仕切りで負傷者を
ゼロに抑えた
というエピソードだ。
その場で狂乱していた
サポーターたちからも
お巡りさんコールが起きたり、
「怒鳴られるより心に響く」
との賞賛の声も相次いだという。
誰が名付けたのかは
わからないが、
「DJポリス」
というあだ名も
悪意までは到らない洒落っ気
が利いていて
なかなか秀逸である。
その機動隊員は、
あまりの反響の大きさに
「大変驚いている」
とひたすら恐縮しているそうだが、
ゼヒとも
警視総監賞授与
は実現してもらいたいものだ。
傑作中の傑作
会心の出来だと
思わず自画自賛してしまう
原稿が書けてしまうときが
たまにあって、
その「たま」の期間は
下手すれば
4年に一度くらいの
希有な確率だったりも
しなくない。
そして、
ここ数年で
この原稿のクオリティーを
まだ超えることができない
という会心の作品が
2010年の7月、
このブログに書いた
この原稿である。
あまりに勿体ないし、
時期的にもタイムリーに
なってきたので、
再度掲載したい。
【夢日記】
サッカーの日本代表に選ばれる夢を見た。
いよいよW杯を明日に迎えての最終合宿である。
場所は箱根とか伊豆とか、そんなところだ。
東京の自宅から合宿所に向かうバスは満員で、座れなかった。
運悪く朝のラッシュアワーにひっかかってしまったみたいだ。
私と同じジャージを着た代表メンバーの何人かを車内で見かけた。
本田は、おばあちゃんに席を譲っている。
結局、私は合宿所に着くまでずっと立ちっぱなしだったので、足がむくみはじめていた。
私はガンジーの似顔絵がプリントされた白いTシャツに赤い海パンといった格好をしている。
衣類はこれだけしか持ってきていない。
世話役の男に着替えは支給されないのか、と聞いてみるが反応は冷ややかだった。
「支給されるのは練習用と試合用のユニフォームだけで、プライベート用は自前ですよ。きちんと言ったじゃないですかー!」
そうだっけ?
愕然として私は肩を落とす。
近くにコンビニとかはないのか、とも尋ねてみたが、車で1時間以上かかるらしい。
しかたないので、たった1枚しかないTシャツと海パンとパンツを宿舎の地下にあるコインランドリーで洗い、使いまわすことにした。
素人同然の私が代表入りするという大抜擢は、チーム内にも波紋を呼んでいた。
「なんで、こんな下手クソが混じってんだよ!」
「オレ、このまま、このヒトといっしょにピッチに立つんだったら、明日からのW杯、ボイコットします!」
チームメイトから私に浴びせられる罵詈雑言の数々は容赦ないものだった。
私はうつむきながら、じっとただ堪えている。
ザッケローニ監督は腕組みをしながら感情の読めない表情で、沈黙を貫き通している。
最悪の雰囲気のなか、キャプテンの中田だけが私を擁護してくれる。
「新しい血を入れることによって、活路を見いだそうという監督の戦略がわからないのか!?」
「だってこのヒト、オフサイドも知らないんですよ!」
「知らないことが最大の武器なんだよ!」
劣勢の中田の広い背中のうしろで小刻みに震える小ウサギのような私を一瞥し、ザッケローニ監督が短く一言だけ
「そうだ。無知の知、だ」
と言い残し、ミーティングルームをあとにした。
「そうか……無知の知か!?」
「案外、イケるんじゃねえの?」
「うん。やるっきゃないよな!」
「そうだよ! もうやるっきゃないんだよ!!」
と、メンバーたちを鼓舞しながら、まるで自分にも言い聞かすように繰り返す中田の目には、じんわりと涙が浮かんでいる。
いろんな障害を乗り越えて今、チームはひとつになったのだ。
そしてW杯当日、私たち日本代表は大歓声に包まれ、黄色いユニフォームに身をまとい、グラウンドへと駈け出した……
ところで目が覚めた。二の腕を見ると、鳥肌が立っていた。
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