キャンパス内に“名酒場”がある大学4選――慶應のHUB、首都大のビアガーデンetc.
大学が学生の「自主性」の名のもとに、飲酒や飲酒の強要を野放しにしていたのも今や昔。2012年、東京大学の学生(当時)が飲酒が原因で死亡した事件以降、大学は学生の不適切な飲酒に対して厳罰化などの引き締めを行ってきた。
結果、現在では日本全国過半数の大学がキャンパス内での飲酒を全期間を通して禁止する事態に発展。かつては24時間大学に入れ、キャンパス内で自由に飲酒できた法政大学を筆頭に、今や学園祭での飲酒を禁じるようになった大学も少なくない。
しかし、そのような状況にあっても、学食という正式なルートを通してキャンパス内でお酒を楽しめる大学は確かに存在する。もちろんイッキや未成年の飲酒は厳禁だが、興味のある人は一度足を運んでみてはいかがだろうか。
天下の東京大学。その有名な赤門をくぐったキャンパスの中に素敵なレストランや学食が存在していることを知る人も多いだろう。そんな東京大学本郷キャンパスで、70年以上にわたり東大生の胃袋を満たしてきたのが、銀杏メトロ食堂だ。
法文二号館という建物の地下1階で営業しており、メニューは定食・カレーから麺類までカバー。“ビール・サワー・おつまみ各種”という文字が躍る立て看板が心強い。メニューはレジで食券を購入しテーブル席の他に座敷席もあるため、靴を脱いでゆったりとくつろげる。酒類の提供は15時からとのこと。
15時から飲酒に精を出す“のんべえ”東大生がいるかは不明だが、少なくとも受け入れ態勢は万全なようだ。親子丼は360円で味噌汁つきで、アルコールはビール(270円~)とサワー系(200円)。
横浜市営地下鉄や東急東横線・目黒線が乗り入れる日吉駅が最寄りの慶應義塾大学日吉キャンパス。2008年に150周年を迎えた同大学の記念事業として建設され、プールやフィットネスジムなども備える協生館と呼ばれる建物の1Fに、首都圏・中部圏・関西圏を中心に展開しているブリティッシュ・パブ、「HUB」が店を構えている。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1187957
17時~19時までカクテルなどが半額になるおなじみのハッピーアワーのサービスもある他、お得な飲み放題コースなども用意されているという。館内は禁煙で、当然ながら利用者の7~8割は学生のようだが、駅までのアクセスも良いため、近くの一般企業で働くサラリーマンやOLも利用しているようだ。
ちなみに同建物内のジムや医院なども、大学関係者以外でも会員になれるという。OB・OGにとってはいまの日吉のキャンパスが羨ましくて仕方ないかもしれない。
東京大学 銀杏メトロ食堂
慶應義塾大学 HUB慶應日吉店
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