更新日:2017年11月09日 17:51
仕事

「稼ぐキャバ嬢は挨拶をしない」 年商10億円・女社長が断言【歌舞伎町流「欲望のすヽめ」】

 他人のご機嫌取りに1日の大半の時間を奪われるので、真面目に仕事に取り組むことすらできません。  毎日、「あの人にどう思われたか?」ばかり気にして、心を消耗し、お客さんや同僚が放った何気のない一言に振りまわされます。その挙句、心を病んで、店をやめてしまうので、元も子もありません。  そんなとき、私はある一人のキャバ嬢のことを思い出します。彼女の名前は、みずきと言います。

デキるキャバ嬢みずきの「歌舞伎町ドリーム」

 もう10数年前の出来事ですが、私は当時2軒目となるお店「アップスター」の準備をしていました。そこのママとして、私が真っ先に目をつけたのが、みずきだったのです。  彼女はまだ当時20代前半でした。昼間はゴルフの会員権を売り、夜はウチの店で週3回のアルバイトという、非専業のキャバ嬢でした。  しかし、私は仕事ぶりを買っていたので、すぐ彼女にオファーし、幸いにも了承を得ることができました。  そこからのみずきの行動は早かったです。すぐに昼間の仕事もやめて、「みずきママ」として新しい店に立ってくれました。  それからの日々は楽しかったです。私が「アップス」のママで、隣の店にはみずきママがいて、お店も、2人の関係も良好だったと思います。  私は、みずきママと本当にいろいろな話をしました。彼女は彼女なりの営業観をよく語ってくれました。「わたしは顔が不細工な分、お客さんの懐に入りこんでいかなくちゃいけない」と言っていたのをよく覚えています。  また、「正直、どのお客さんが“太い”とか“細い”とかの見分けはつかないから、来店初日にアフターを繰り返して、うまくいけばラッキー! ダメだったら残念。はい次!と、数こなしていくのが合理的だよね」とも言っていました。  彼女に言わせると、わたしの営業は“万人ウケを狙うタイプ”で、「ママはどんな人にもかわいいって言われたいんだよね?」とよく注意されました。
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失恋した私にみずきが放った一言とは?
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新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中

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