海外旅行時、テロに巻き込まれないために「事前にやっておくべきこと」
バス事故、自然災害、テロ、食生活……。思いがけない不慮の事故によって命を落とす日本人の数はなんと年間約4万人。予想だにしない人生終焉のリスクとどう向き合うべきか、各有識者への取材を基に紹介する。
ヨーロッパ旅行ですら安全面が不安視され、航空チケットの値崩れが起きているこの時代。どうしても海外に行かなければならないときは、事前にすべきことがあるという。「海外邦人安全協会」の小島俊郎氏は次のように語る。
「まず、海外に行く前に必ずやってほしいのは、外務省のネットサービス『たびレジ』に登録すること。目的地や滞在期間、旅券情報などを入力するだけで、安全に関する現地の最新情報をメールで受信できるようになっています」
現地で何かがあった場合は緊急速報をいち早く入手できるため、たとえ1日の滞在でも事前に登録しない手はない。土地勘などのない場所でリスクを避けるためには「情報収集力」が不可欠なのだ。
「ホテルのテレビをつけっぱなしにして、常に生の報道をキャッチできる状態にしてほしいですね。そして、仮に爆発音や銃声が聞こえた場合、窓から顔を出すなどして確認しようとするのが日本人の危険な習性です。有事の際には『伏せる』『逃げる』『隠れる』が三大原則です。犯人を無用に刺激しないために、自分が発する光や音にも注意。劇場など、人が大勢集まる場所では最初から携帯電話の電源を切っておくと安心です。
また、ホテルに宿泊する際は、テロに巻き込まれるリスクが高い1階での滞在時間は極力減らすよう心がけるべきです。高層階はこうした地上でのリスクからは距離が取れますが、逆に避難しづらくなるという難点もあります。そんな点を鑑みた場合、6~9階に部屋を取るのがベターだと思います」
【対テロ編】情報は銃より強し。危機察知力を高めよ!
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