BABYMETALの源流には「国会のハマーン・カーン、三原じゅん子議員」がいた!
国会のハマーン・カーン、三原じゅん子議員もジャパメタだった!
ところで、『Zガンダム』にハマーン・カーンが初登場したのは10月12日放送の第32話「謎のモビルスーツ」からであるが、このアルバム『SO DEEP』リリース日は10月21日である。何と僅か9日の差でしかない。筆者はこのアルバムを、ハマーン・カーンのキャラクター・ソング・アルバムとして愛聴している。実際、三原じゅん子の歌唱は、担当声優の榊原良子以上にハマーン・カーンだった……(このように断言できるのは、ハマーンとキャラがモロ被りのOVA『バブルガムクライシス』登場キャラクターのシリア・スティングレイとしてのキャラ・ソングを聴いているから)。 そして冬に、当時悪役女子プロレスラーとして人気だったダンプ松本のミニアルバム『俗悪』がリリースされた。ただし同作にはヘヴィメタル以外の楽曲も収録されており、ヘヴィメタルの楽曲は44MAGNUMが作曲、ほか坂本龍一やムーンライダーズの白井良明など、楽曲提供者が豪華だった。 またこの年の8月、5人組ガールズ・メタル・バンドのSHOW-YAが、1stシングル「素敵にダンシング (Coke Is It)」でデビューしている。さらには、後にSHOW-YAのヴォーカルを務めることになるステファニーが、7月に2ndアルバム『HIDEAWAY』を発表、ステファニーは『うる星やつら』『トライアングルブルー』など、タイアップ曲に恵まれた。 80年代のジャパメタ・シーンには、魔女卵やFLYING VISION、RAJAS、JET MAYBEE、THE DATURA、Terra Rosaなどガールズ・バンド、女性ヴォーカル・バンドは多く見られ、メタラーにも支持された。こちらについては、また改めて、紹介したい。(やまの・しゃりん)漫画家・ジャパメタ評論家。1971年生まれ。『マンガ嫌韓流』(晋遊舎)シリーズが累計100万部突破。ヘビメタマニアとしても有名。最新刊は『ジャパメタの逆襲』(扶桑社新書)
『ジャパメタの逆襲』 LOUDNESS、X JAPAN、BABYMETAL、アニメソング……今や世界が熱狂するジャパニーズメタル! ! だが、実はジャパニーズメタルは、長らく洋楽よりも「劣る」ものと見られていた。 本書は、メディアでは語られてこなかった暗黒の時代を振り返る、初のジャパメタ文化論である。★ジャパメタのレジェンド=影山ヒロノブ氏(アニソンシンガー)の特別インタビューを掲載! |
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